2013年3月26日火曜日

そのひゃくきゅう

日曜日の夜、お世話になってる中之島のセレクトショップ『struct』で開催されたミニ四駆大会に出させて頂きました。

ミニ四駆とは、ワシが子供の頃に流行っていた、モーターで動く四輪駆動の車のおもちゃです。

『ミニ四駆』という物はきっとTAMIYAというメーカーの物だけを指すと思うのですが、当時は凄く流行っていて、おもちゃ屋では品切れする程で、色んなメーカーから似た物がたくさん出ていました。

標準のキットから、モーターとかタイアのグレードアップパーツを変えてスピードを速めることが出来るのです。それ以外にも「そんなパーツまで」というくらいにマニアックなパーツや、ボディやシャーシに穴を空けたりして軽量化するなど、色んな改造の方法があって、子供には出来ないようなこともあったものです。


今回はそんなミニ四駆を大人になった今、みんなが改造したものを持ち寄り、structの店主、本屋敷さん主催の大会が開催されました。実際のTAMIYA主催の公式大会では、改造が制限されたりといったルールがあるのですが、今回はノールールで大人達が自分のマシーンを改造して走らせる大会でした。

大会の方法はコースを10週させたタイムを競うというものでした。ミニ四駆の難しいところは単に速く走るように改造しても、コースを走らせる場合にコースアウトしてしまうというところです。
今回の大会は改造に制限はないですが、コースアウトした時点で負けということでした。

子供の頃は本で見たり友達同士で改造の仕方を教え合ったりしたものですが、今はインターネットで簡単に情報を得ることが出来ます。
でもそういう風に簡単に情報を得られる代わりに、情報量があまりにも多過ぎてワシは混乱してしまい、結果的にほとんど改造しないというところに行き着きました。

走らせたのは奥の青いマシーン。

エントリーは19人(?)で、それを10人に絞り、その後更に5人に絞って決勝を争うというものでした。エントリー順での出走で、ワシは一番手の出走でした。とりあえず完走は出来ましたが、他の人達が凄く速くてびっくりしました。

それでもやっぱりコースアウトするマシーンもあり、なんとか10人には入れました。
しばらく間を空けて、最後の5人に絞るための準決勝を走らせましたが、コースアウトしてしまって負けました。

他の人達のマシーンは、速いだけじゃなくて自分でカラーリングしたりで、個性的なマシーンがたくさんでした。かっこ良かったなぁ〜。




主催の本屋敷さんのマシーンが凄く速かったのですが、主催者が勝ってしまうということに本人も他の人達も困惑気味でした。
↑よく見ると走ってるマシーンの残像が見えます。よく見ないと判らないくらいに速いのです。


お菓子や飲物も用意して頂き、大会にエントリーしていない観戦だけの人達もたくさん居て、終始ワイワイしていて凄く楽しかったです。レースクイーンも居ました。顔出しNGとのことです。



優勝した方にはstructから賞品としてミニ四駆のパーツを入れる道具箱やTAMIYAのTシャツなどが贈られました。その方がマシーンの改造方法をみんなに教えてくれて、その徹底ぶりにみんなから感嘆の声が出ました。ほんまに凄かったです。

マシーンだけ載せさせて頂きます。


また秋に大会を開催してくれるそうで、次も参加させて頂こうと思っています。

大人たちがまだ子供の頃に手が届かないことを、大人になった今にまたやるという事は凄く楽しいことです。
それはもう単純にただの遊びなのですが、大人になった今だからこそ、その遊びを楽しむということは本当は中々難しいことです。
でも当日に多くの人達が集まり、面識のない人達と同じひとつのことで共有し、みんなが楽しい時間を過ごせたということは、structというお店が仕事という枠だけに捉われずに色んな人達と深く真剣に関わっている証しだと思います。
そしてそれはその場に集まった皆さんにも共通していることだと思います。

ワシは人見知りしてしまうので、中々多くの人と関わることが難しいのですが、その場は凄く楽しかったです。話しかけてくれる人もいて、凄く楽しかったです。

このお店に出逢えたことはほんの些細な出来事ですが、それがひとつひとつ拡がり、自分が作った物を置いて頂いたり、blueoverというブランドの本当に素晴らしいスニーカーを履くことが出来たり、こうやって様々な人と触れ合えたりして、自分に多くのことを与えて頂けています。

良いお店だと心からおもいます。もっともっと沢山の人にstructというお店のことを知って欲しいと願います。